世界77万社、3000万人が活用する全く新しいビジュアルコミュニケーションプラットフォーム
※2021年8月23日に公開した記事ですが、必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2021年9月9日に再度公開しました。
最近では、デザインに関する素材やヒントは非常に身近なものになっています。しかし映像制作を始めたばかりの人にとっては、ネット上に転がる膨大な数のアドバイスに惑わされてしまうこともあるのではないでしょうか。
実際のところ、初心者であろうとプロであろうと、誰もが注目を集め、メッセージが伝わるものを作りたいと願っています。動画のエンゲージメントを高める秘訣を知りたかった私たちは、Powtoonのプロダクト&クリエイティブを担当する副社長のピーター・ベレズンスキー氏にインタビューすることにしました。
そして、彼はいくつかの秘密を打ち明けてくれました。
この記事では、動画のエンゲージメントを高めることが証明された、11個の重要なヒントをご紹介します。社内で新しく動画作成に取り組みたいメンバー向けにチェックリスト化するかブックマークしておいていつでも共有できるようにしておきましょう。
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目次
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プロの世界では、音楽を「ガイドトラック」と呼んでいます。フィーリングとテンポの基準になります。適切な音楽トラックは、創造的なアイデアを流し続け、適切なペースで作成するのに役立ちます。
動画に音楽を使用することを考えている場合、編集を開始する前に音楽を選択することをお勧めします。何本か動画を作成すると気付きますが既存の動画に最適な音楽を見つけようとするよりも、動画を音楽に合わせる方が遥かに簡単でスムーズに進みます。
あなたのメッセージに合った音楽を選び、編集に取り掛かりましょう。音楽を選ぶ際はStoryblocksなどのサービスを使いイメージと尺を検索ワードに入れるだけでピッタリの音楽がすぐに見つかります。
動画制作で最も重要なステップの1つは、適切な色を選択することです。色を混ぜすぎないでこと、そして明るく大胆な方が常に良いとは限らないことを認識してください。
色に関しては、2つのことを覚えておくことが重要です。
色は言葉よりも雄弁です。色が無意識のうちに感情に影響を与える可能性があることをご存知ですか?
色はあなたのメッセージを伝える要素になります。行動を喚起したいなら赤を使うといいでしょう。青は、より落ち着いた色として知られています。重要な情報を伝えようとしているときにはとても効果的です。
自然について話したいからといって、必ずしもすべてのスライドが緑色である必要がはありません。カラーパレットを参考にしましょう。カラーパレットとは、簡単に言えば、相性の良い色の集まりのことです。調和のとれた色を選ぶことで、美しいデザインに変わり、視聴者にとって見やすいビデオになります。
オンラインで利用できる既存のカラーパレットはたくさんあります。 色を選択したら、いつでもお気に入りに保存してワンクリックでアクセスできます。 一般的にはシンプルな方が優れていると言われています。これはPowerPoint等で提案資料を作るセールスパーソンであれば良く上司から言われることですが作成を始めたばかりの場合は、色を混ぜ込みすぎず、使用する色は3色以下にしてください。
動画に10種類もフォントを使用する必要はありません。2つまたは3つのフォントで十分です。シンプルで、明確で、読みやすいことを意識することです。
忘れてはならないのが、私たちのメッセージを明確に伝えることが最優先事項になります。Monserrat、Open Sans、Poppinsなど、明確で読みやすいフォントを選択してください。華やかな、ロマンチックな、または筆記体のスタイルのフォントが好きな人にとっては悪い知らせかもしれませんが目的を忘れてはいけません。
しかし、いくつかの良いニュースがあります。「Great Vibes」や「Indie Flower」などの手書きフォントは、タイトルやひとつの単語を強調するのに最適です。フォントに関するステップは以下です。慣れるとフォントの種類が多い動画や資料を見るとすぐに違和感を感じるようになると思います。
1,読みやすいフォントを選択
2,動画全体で2つ以下のフォントに絞る
3,重要なメッセージは太字とテキストサイズ表現する
最後にもう1つ、Powtoonでは何百種類ものフォントを選択できます。好きなフォントを選択するか、独自のフォントをアップロードするだけです。
未経験者のクリエイターの多くは、セーフティエリアを維持することがいかに重要であるかを理解していません。これは、すべての動画に関わる重要なことです。
セーフティゾーンとは、視聴者の画面上に確実に表示される領域のことです。セーフティゾーンを超えたテロップや映像は画面上に表示されなかったり、見えづらくなる可能性があります。スライドの端は必ず空けておきましょう。グリッドツールを使うと、より効率的です。
折角作った最高の動画でも、実はユーザーが再生する環境によっては重要な部分が見切れてる可能性がある事を認識してください。未経験で動画作成を行う場合伝わりやすさを意識する中でこのセーフティエリアの存在を忘れてしまい、数本から数十本作成した後に気づくこともよくあります。
空白を使い、要素を分離させることで、見る人が何かを見落とすことがないようにしましょう。ホワイトスペース(余白)を使うことで、動画のビジュアルを洗練させることができます。
動画のエンゲージメントに関しては、「少なければ少ないほどいい」というものではありません。しかし、鮮やかな色や大きなフォント、アイテムが一度に多く画面に表示されると情報量が多くなりすぎてユーザーは混乱してしまいます。
このアプローチについてはAppleの広告を考えてみてください。デザインの世界ではApple広告の余白の使い方は黄金比であるとも言われます。つまり、余計なものを取り除き、ユーザーが何を見ればいいか、正確に知ることができるようになります。ホワイトスペースが重要なことを忘れないでください。
Appleの広告がすぐに見つからない場合は、「日本庭園 余白」で検索してみてください。日本人なら誰もが理解できる美しさを正確に理解することができます。
動画は読むためのものではなく、見るためのものです。これは営業組織でフィールドセールスとして業務を行っている方や、コンサルタントとして、日々プレゼンを行っている方であれば説明は不要かなと思いますが、それ以外の職種の場合案外見落としてしまうポイントです。
テキストはできる限り短くしましょう。画面上のテキストの長さは、ビジュアルに大きな影響を与えます。誰も動画で延々と続く情報を読みたいとは思いません。それならメールで良いのです。
それでも伝えたいことがたくさんありますよね?そんな時はナレーションを入れることをおすすめします。あらかじめ録音されたものをアップロードすることもできますし、Powtoonのボイスレコーダー機能をクリックして、自分の声を録音することもできます。
また、資料にしても動画にしても一晩寝かせた上で確認してみてください。自身で思うよりも多くの改善点が見つかると思います。
クリエイターとして、常に視聴者の立場に立つ必要があります。ユーザー目線で見ると今まで作ってきた動画や資料がいかに情報量が多かったのか深く理解できると思います。
「8秒」この数字は、平均的な大人の集中力を表します。意外だと感じる方も多いのではないでしょうか。つまり、どんなに優れたデザインであっても、長々とした動画ではインパクトを与えることはできません。
ほとんどの場合、1分程度の動画で十分です。"私のトレーニングビデオは10分でなければならない!"という方にヒントを伝えます。それは、ビデオを分割することです。10分間の動画なら、10本の動画に分散させてください。それが視聴者に見てもらう方法です。最近のEラーニングサービスの多くが3分以内の短い動画を分割して配信するのには高い学習効果があるとデータが示している為そうなっています。
精神科医であり作家でもある樺沢紫苑さんによると、. 人間の集中力には「15・45・90分の法則」があり人の集中力が深い状態を維持できるのは15分。小学生でも集中力を維持できるのが45分。どれだけ優れた人でも限界は90分という説もあります。
ここで言いたいのは動画時間はできるだけ短い方がユーザーはより集中力を持って作った動画を見てくれるという事です。
動画では、視聴者の意識は常に動きがあるものに向けられています。これは子供や動物だけの話ではなく老若男女問わず動きがあるものに目線は集中します。
アニメーションは、あなたのデザインに命を吹き込み、視聴者の意識を引き付けます。しかし、だからといって、何でもかんでもアニメーションにすればいいというわけではありません。
スライドの切り替え、テキストや小道具の演出、キャラクターのポーズなど、動きが多すぎると視聴者の意識が散らばってしまいます。一方で、動きの少ない映像は退屈なものです。あくまでバランスが大切です。極端に偏らないようにしましょう。
これを確認する方法はなんでもいいのでWEBサイトに動画を埋め込んでヒートマップツールなどで確認してみてください。業界業種により多少の違いはあれ、多くの場合で動きのあるものにユーザーの目線は集中しているはずです。
整列されていない動画は、視聴者に不快感を与え、メッセージの邪魔をします。ずれた線や、ずれたテキストは、どんなデザインにとっても致命傷です。スライド上のオブジェクトとテキストが綺麗に揃っていることを確認してください。
ヒント2でも紹介したように提案資料を多く作ってきたセールスパーソンであれば自然と身についてるスキルではありますが、これは当たり前に見えても、見落としがちなことでもあります。営業を多く受ける管理職の方は資料の細かなズレで仕事も雑なのではないか?と感じたことがあると思います。
ここでもPowtoonのグリッド機能が活躍します。手動で整列させるのが面倒な場合は、複数のアイテムを選択して、ワンクリックで整列させましょう。
より高品質の画像を探してください。画像がぼやけたりピクセル化されたりすると、動画がプロフェッショナルに見えなくなります。画像の荒い動画に、高級感は感じられませんよね。しかしこれはクリエイターの多くが経験することのひとつです。高画質の画像を探すのは時間がかかりますが、良い画像は、映像制作の基本中の基本です。
Powtoonは管理画面上から検索ボックスで素材を検索するとPowtoonで提供している膨大な素材だけではなく、Flicker、Storyblocksといった高品質の素材を扱うサービスにアクセスしワンクリックで動画に反映することが可能です。
ヒント6の余白についての説明時にも出てきたAppleの広告を思い出してください。低品質な画像はサービスや商品を必要以上に悪く見せる効果があり、逆に高品質な画像は動画をより良いものに表現することができます。
日々SNSは増え続けていますが、今回は日本でも良く使われる主要SNSに絞ってハブスポット社が調査結果を発表していますので要約して紹介します。動画のジャンルや目的によって大きく変わってくるのであくまでも目安と思ってください。
あまり長い動画は好まれない傾向にあるのは他のSNSと変わりませんが、文字数制限なども他のSNSと違い多く情報を入れる事ができ、年齢層も年々高くなっているので1分程度の動画が一番エンゲージメントが高いとされています。
投稿する際の文章が140文字以内なので、手軽に情報収集するユーザーが多いことが影響していると思いますが短尺な動画の方が拡散されやすく、エンゲージメントが高くなる傾向が出ています。
上記2つのSNSと違いほとんどがビジュアルで素早くスクロールする傾向が強いためエンゲージメントが高い動画の多くは30秒以内の短尺になります。
YouTubeは他のSNSと違いそもそもが動画視聴を目的としています。そのため長い動画でも視聴されるケースが多く自社サービスや製品のプロモーションであれば3分程度の内容の濃いものを配信してもコストパフォーマンスが高いことが証明されています。
あなたの動画を次のレベルに引き上げるための、効果的なヒントを11個お伝えしました。
他にもヒントが欲しい、時間を節約したい場合、インスピレーションが欲しい場合は、Powtoonのテンプレートをチェックしてください。これらの動画テンプレートは、プロのデザイナーがこれらのヒントを念頭に置いて作成し、最適化されたもので、世界中で77万社、3000万人以上の人々に利用されています。
Powtoonは無料ですぐにでもハイレベルな動画を作成できます。是非、今回紹介したヒントを使い動画作成を始めてください。
※本記事は、「10 Design Tips Proven to Boost Your Video Engagement」を翻訳・加筆修正したものです。